2015年9月24日木曜日

カルティエ パシャ エディション ノワール EDT・SP 100ml

PASHA DE CARTIER EDITION NOIRE EAU DE TOILETTE SPRAY 100ml


「王の宝石商、すなわち宝石商の王」とまで称された、フランスのハイ・ジュエラーの至宝「カルティエ」。170年近い歴史の中で、世界各国の世界史的な王や皇帝たちに愛され続け、さまざまな王侯貴族から御用達を受けてきました。また革新的な精神と技術をもちあわせたすぐれたメゾンで、ジュエラーとしてだけではなく、腕時計というものの原形を生み出した功績も、深くその歴史にきざまれております。

こちらはそんなカルティエのフレグランス・ラインから、2010年に発売されたメンズ香水です。オリジナルは1992年に発売された「パシャ・ド・カルティエ」で、今回はそのニュー・ファミリーとなっております。「パシャ」はカルティエの腕時計の名モデルの名前ですが、その後発表された高級万年筆の「パシャ・ド・カルティエ」が、今回の作品の直接の系譜となります。万年筆をイメージしたボトルのデザインも、そういったところからきております。ジャック・キャバリエの調香によるオリジナルは、シブいクラシカルなアロマティック・ウッディーでしたが、今回は時代を感じさせない、シンプルなシトラス・ウッディーの香調がベース。厳選されたマテリアルをつむぎあげた、快い一品に仕上げられております。

トップからミドルにかけては、マンダリン、ベルガモット、オレンジ、レモンといったシトラスが、フレッシュに、そしてエレガントに香り、 ラストはシダーやアンバーといったウッディーなトーンがシトラスをドライダウンさせて、ぬくもりのあるハートフルなセダクションをアピールしてくれそうです。

オーソドックスなシトラス・ウッディーで、ライトなトーンではありますが、しっかりとアロマな広がりを感じさせるところが、さすがのカルティエ・ラインです。メンズ用として発売されておりますが、レディスにお使いいただいても全然問題ないと思います。いずれにしても、すっきりとスタイリッシュで大人な雰囲気をかもし出してくれるでしょう。「ノワール」というネーミングではありますが、どちらかというとデイタイム向きかもしれません。

ボトルやボックスもナイスなデザイン。ボックスも、万年筆のボックスをもとにしたデザインです。

2015年9月6日日曜日

カルティエ ラ パンテール EDP・SP 50ml

LA PHANTERE EAU DE PARFUM SPRAY 50ml


フレンチ・ジュエラーの最高峰として、165年以上もステイタスを輝かせている「カルティエ」。世界中のロイヤリティご用達のハイエンド・オブ・ハイエンドなメゾンとして、数々のレジェンダリィなコレクションや逸話を残してきました。一般的なラインを設けたのは1970年代からで、「マスト・デ・カルティエ(カルティエはいつでもマストでなければならない)」というスローガンのもと、ジュエリーやウォッチなどあらゆる分野でプレステージをきらめかせております。

こちらはそんなハイ・メゾンのフレグランス・ラインから、2014年に発売されたレディス香水です。オリジナルはカルティエ香水を代表するクラシック、1986年の「パンテール」で、今回の作品はそのニュー・エディションとなっております。カルティエ・ウォッチ・ラインの人気を決定づけた「パンテール」の名前を取った作品で、オリジナルは豪華なフローラル・オリエンタルでしたが、今回はメトロポリタン&キュートなバランスが見事な、フローラル・シプレーの香調がベース。発売当初からヨーロッパで大ヒットを記録し、高い評価を獲得している秀作です。

ルバーブ、ストロベリー、ドライフルーツ、アプリコット、アップルなどが、チャーミングで異国情緒を感じさせるフルーティー・スウィートを香り立たせるトップから、 ガーデニアなどがふんわりとラグジュアリーなホワイト・フローラル・スウィートを浮かび上がらせるミドルへ。
ラストはケトン・ムスクやオークモスなどが、さらっとしたモッシー・ムスキーで全体を整えて、洗練されたレディス・セダクションをアピールしてくれそうです。

調香は、同じカルティエの「ベーゼ・ボレ」コレクションや、ゲランの「シャリマー・レジェール」などを手がけているマチルデ・ローランです。カルティエらしい懐の深さを感じさせる、ハイ・ガーリーな一品で、かわいらしさとオシャレをかねそなえた、バツグンのバランスが文句なくセダクティブ。伝統のカルティエ香水の中でも、現代感覚あふれる屈指の良作だと思います。

ボトル&ボックスも優美なデザイン。ボトルのガラスは「パンテール(豹)」の彫刻になっております。